【特許】特許とは?特許調査とは?
イロモノ記事です。
はじめに
私はIT関連の会社に勤めており、ソフトウェア開発等が主な業務です。
しかし、ある日、携わることになった業務が、
特許
…は???
そんな右も左もわからぬ状況で書籍やGoogle先生から得た特許知識を「超・ざっくり」まとめた内容になります。
私と同じような被害者…困っている人の付け焼刃にでもなれば幸いです。
尚、何らかの問題が生じても一切の責任を負いかねます。
特許とは?
早速ですが、みんな大好きWikipediaを見てみましょう。
分かるような分からないような。明日には忘れていそうです。
かみ砕くと、
「お前の発明したもの、他に無いものだからしばらく独占して金稼ぎしてもいいよ。」
です。
特許の重要ポイント
たくさんありますが、私が業務上で意識する事になった点から一部を紹介します。
1. 今までにない発明でなければならない。(新規性:特許法第29条1項)
2. 簡単に思いつく発明でないこと。(進歩性:特許法第29条2項)
それぞれ括弧内の言葉で呼称され、特許法で定められています。
尚、2についてですが、例えば「木材の椅子の強度を上げる為、素材を鉄にする」というのはNGです。素材を変えれば強度が上がることは誰でも簡単に思いつきます。
ただし「素材とする鉄の加工方法」という観点に変えると特許権を得られるかもしれません。
特許を得るには?
特許庁に出願します。
…すみません。携わった業務ではこの後の「特許調査」がメインだったので「特許出願」については割愛します。
まったく知らないという事でもないので、その内追記するかもしれません。
実際の特許文書は?
「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」というサービスがあります。
会員登録なども不要で、誰でも閲覧できます。
試しに、出願人を「Google」として検索すると以下のような結果が得られました。
特許調査とは?
特許権は得る前も、得た後も、手間が掛かります。その一つが「特許調査」です。
また、一口に「特許調査」といっても目的によって内容が幾つかに分けられます。
ここでは以下の4種について紹介します。
出願前調査
- 出願内容=どんな発明にするか?を検討する際の調査のこと。また、その発明と同じようなアイデアが先に出願・登録されていないかを調査する。
- 「先行技術調査」とも呼ばれる。
無効資料調査
- 自分の発明を出願する時または特許権を得た後に、「邪魔になる他社特許」があった場合、これを無効化する為の資料を探し出す調査。
- 無効化する為の資料は学術論文や雑誌記事などの「非特許文献」でもOK。
技術動向調査
- 関心ある分野の最新技術や、競合他社がどのような研究開発に注力しているかなどをチェックする調査のこと。
- 毎週/毎月ぐらいのペースで文献を継続的に入手して定期的にチェックする。
- 定期的に文献を配信するサービスを「SDIサービス」という。